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お知らせ

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石巻地域同期会vol.2開催レポート

11月6日(金)に石巻地域同期会vol.2を開催いたしました。
今回はインターン生として関わってくれた山形大学4年生の庄子昂之くんの開催レポートをアップいたします。
当日の内容や参加者の様子が分かりやすくまとまっていますので、ぜひご一読ください。

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11月6日(金)に、石巻で働く若手社会人の皆さんに向けたイベント【石巻地域同期会vol.2】を開催しました!
今回は私インターン生の庄子昂之が、イベントの様子をまとめておりますので、ご覧いただけると嬉しいです。

石巻地域同期会開催の背景

社会人として働く新卒〜20代の若手世代。その世代にヒアリングをしていく中で、「自分の考えを人に伝えること」「相手の話を聞いた上で合意したり、プロジェクトを作っていく」ということに課題観を持っている人が多く見えました。そこで、同世代の仲間達はどう考えているのか、どう課題と向き合っているのかを語り合う場をつくりたい。それを通して、自分たち一人ひとりが、明日からどういうアクションをとるかを考えていく場をつくっていきたい。そんな想いから本企画が生まれました。

特に今回開催した石巻地域同期会vol.2にはこれからの石巻をつくっていく世代同士の交流を通して、
①地域同期コミュニティ(※企業の垣根を超えた同世代の社会人ネットワーク)の構築
②コミュニケーション力&問いを立てる力を養う
という体験を届けたいという想いが込められています。

ただ、コミュニケーションのためだけでなく、地域の同世代同士で繋がっていこうというのがコンセプトになっている本イベント、今回参加者はなんと21名!(14社)と、予想以上の反響で開催会場を急遽変更する程、多くの方に参加していただきました。

当日の流れ

1.チェックイン
2.ワークショップ1:コンセンサス・コミュニケーションゲーム「生還ゲーム」
3.ワークショップ2:悩みを気軽に出してみよう「ピカジップ」
4.振り返り
5.チェックアウト

ワークショップ①:コンセンサス・コミュニケーションゲーム「生還ゲーム」

-あらすじ-
「街から110km外れた砂漠に不時着した飛行機。 生存しているのは乗客であった主人公達(参加者達)のみ。周辺に残っている12個の道具。この状況から生き延びるためにどの道具を優先的に選ぶべきか?」

このワークは、ある課題についてグループ全員の合意(納得)によって意思決定をすることができたかというのがポイントになっています。

まずは、個人ワークで「自分自身が考える優先順位」を考えてもらいました。その後、グループワークが始まると大きく3つの特徴が見られました。
①自分たちが今どういう状況に置かれているかという前提から決めるチーム
②一枚の模造紙に道具をどう使っていくか書いて、整理していくチーム
③話し合って消去法で優先順位をつけるチーム結果、優勝したのはBチームでした!1番模範解答に近い答えを導き出していました。要因の1つとして、模造紙を使ったことで、整理した内容を可視化できたことで、全員が納得する順位を決めることができたことがあるかもしれません。

今回は模範正解が用意されていました。客観的な答えが用意されていたからこそ、自分の道具に対する捉え方や、他の人との価値観の違いに気づくことができたのではないでしょうか。

ワークショップ②:悩みの事例共有「ピカジップ」

事例検討法のひとつ「PCAGIP(ピカジップ)」は、「答えはその人自身が持っている」という考え方をベースにしています。課題を抱えた人の話に対して、周りの参加者は受容、共感の態度で傾聴し、グループ全体で課題解決の方法の糸口を探すワークです。

また、このワークにおいて、ポイントは相手の話を聞いている最中に「メモを取らない」ということ。各自がどんな問題を抱えているのか、学びになることはあるか、そんな瞬間にメモは取りたくなるものです。しかし、今回のグラウンドルールにはメモ禁止というルールがありました。これによって、相手の話を素直に聞くこと、そして自分はその相手にどう向き合うかを、より意識できていたようです。

話し手にとっても、自分の想いや悩みに真剣に向き合ってくれる人がいることで、素直に抱えているものを出せたのではないでしょうか。

振り返り

2つのワークが終わり、疲れた様子が見える参加者の皆さん。2時間も、自分自身に向き合い、そしてグループのメンバーに集中して向き合っていたからかもしれません。

振り返りの中では、
・自分と同じような悩みを抱えている人がいることに気づいた人
・ワークを通して「聞く」ことを意識することができた人
・質問と回答を繰り返す中で、自分の悩みを整理することができた人、
・緩やかな雰囲気の中で自分の悩みを話せた人
などそれぞれに感じるものがあったようです。

一方で、「もっと時間がほしかった。他の人が普段どんなことをしてるのかもっと話したい。もっと意見や質問を出せるようになりたい。」といった意見もあり、次を見据えた振り返りをしてくださった人が多く見られました。

最後に

普段は業務時間で各々自分の仕事と向き合っている。そんな時間を、この日は同世代の若手同士で向き合う時間にする。業務時間だけど、緩まった雰囲気がつくられているとイベントを通して感じました。お互いに、普段は出会う機会が少ないからこそ、一人ひとりが思っていること、抱えていることを素直に語り合っている様子を見ていて、改めて同世代というのは業種を越えたつながりを生むのだと思いました。今回のイベントがあくまできっかけになり、参加者の皆さんが地域の同世代同士でもっとつながっていこうという気持ちを持っていただけると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに!

筆跡者:山形大学4年 庄子昂之

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